たまりば

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やんばいげとは、私の故郷の言葉で「適当」「ほどほど」の意味です。 肩ひじはらずに、やんばいげに毎日を楽しみたいと思います。 これと言ったテーマも決めずにたらたらと日常を綴ってみたいと思います。 小金井に8年、日野に10年。多摩大好きです。

2012年01月28日

阿呆のすすめ(ひろさちや 青春出版社)

・「知恵」というのは、生きていくうえで損をしないためのものなんです。「般若の智慧」じゃ損得を考えに入れません。
・「般若の智慧」は「無分別智」。分別とは、分けることがないことを分けること。この分別があるの無分別なのが、「般若の智慧」を持つ「阿呆」。分別するのが、「世間の知恵」で生きている「賢い人」。
・一番不幸なのが、「日本的な日本人」である「賢い賢者」でしょう。常に分別しながら行動しているものだから、成績や評価に一喜一憂して、いつまで立っても幸せになれません。明日のことに心を煩わされ、他人の仕事に手を出して疲れ果て、職場の人間関係に苦しみ、家族関係に悩まされてばかりいます。
・人間が百五十歳まで生きると、全員がんになると言われている。
・トルコの諺「明日できる仕事は今日やるな。他人が出来る仕事は自分がやるな」
・電車で席を譲ることも布施かもしれませんが、初めから座らないことも立派な布施ではないですか。
・阿呆な生き方の基本は二つ。それは、希望を持たない、そして反省しないことです。
・たとえば、友人とケンカしたことを反省して、仲直りしようと考えていたとしましょう。
「おれも悪かったな。少し言いすぎた」
最初は殊勝にそんなことを考えているはずですが、それも長続きはしません。
「確かにおれも悪かったけど、そもそもあいつが、あんなことを言ったのがきっかけじゃないか。そうじゃなけりゃ、おれだってあんなに怒らなかったはずだぞ」
よくある話です。反省とは、いい換えれば「都合のいい自己肯定」なんです。そんなものは、いくらしたところで時間のムダ。過ぎ去ったことを忘れるのが一番。それが「阿呆」で幸せな生き方です。
・人生に意味を見つけようとするから、いらない希望を持ったりするんです。ところが、それがかなえられないと分かると惨めな気分になって、ひどいときは自殺をしてしまう。
・「ひろさちやの三角形の定理」をご存じでしょうか。「三角形の一辺は無関係」というものです。
・会社に嫌なやつがいる、姑が気に食わないというのは、まさに「恨憎会苦」です。恨み、憎む者に会うことは、思いのままにならないからです。
87P

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    Posted by MATSU at 09:53│Comments(0)読むこと
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