やんばいげな毎日

（決勝の２ラン本塁打を放った慶大・松尾選手　東京六大学連盟HPより）


昨日、連勝した早慶。優勝するためには絶対負けられない明法がどう巻き返してくるか。
＜法大0-1早大＞
今シーズン、ともに打線の奮わない両校。昨日に続いて、投手戦のような拙攻合戦のようなゲームとなった。ゲームを決めたのは守備のミス。
3回裏の早稲田。先頭の9番・福井(4年 済美)が四球。1番・渡邊侑(3年 聖光学院)の送りバント。打球を処理したピッチャー三上 (3年 県岐阜商)がファーストに高投（記録はバント安打）。2番・松永 (4年 広陵)のバントを三上が今度は三塁へ暴投。この1点が決勝点になってしまった。何ともモヤモヤ感の残るゲーム。ともかく早稲田はこの勝利で最終戦の早慶戦で優勝を争う権利を得た。
＜明大 3-4 慶大＞
慶応の先発は昨日のゲームで5回2/3 、88球を投げた竹内大(2年 中京大中京) 。右の福谷を先発と予想したオーダーを組んだ明治は意表をつかれた。大学野球の場合、プロ野球以上に先発投手の読み違いはダメージが大きいと思う。サードには右打ちの阿部ではなく左打の竹田を入れ、右打の矢島を7番に、昨日いい働きをした上本も6番に。
3回に慶応が1番・山口(4年 慶應)の2ランで先制。慶応がペースを握る。
5回、再三の好プレーでピンチを救ってきた湯本の暴投などもあって、明治が同点に追いつく。
「守備の乱れは点に結びつきますよね」と周りの人と話していたら、6回、明治のショート荒木が何でもゴロを処理してファーストに悪送球。その直後に松尾 (4年 鳥栖)の2ラン。
連投の竹内大は6回まで被安打3の好投。何と今日も昨日と同じ88球だ。7回からすっかりおなじみになった「愛知の横須賀高校」の福谷がリリーフ。1点差に詰め寄られるが逃げ切って、こちらも早稲田同様、連勝で勝ち点。

早慶戦で勝ち点をあげた方が優勝。
投手力の早稲田か強力打線の慶応か。楽しみな早慶戦となった。
それにしても明法戦が“5位決定戦”になろうとは、誰が予想しただろうか。