やんばいげな毎日

【慶大1-3東洋大】
春の大学野球を締めくくるナイスゲームでした。金光さんじゃないけど、いつまでも観ていたかった。東洋の小田君が打った瞬間にこのゲームにピリオドが打たれるのを確信し、ああ終わるのかとため息が出た。
“禁じ手”とも言える福谷の先発。試合前のアップの仕方を見て、「えっ、福谷が先発」とは思ってはいたけど実際に関係者に聞いてやはりビックリ。でも、藤岡相手に絶対に先に点をやりたくない、ということを考えれば至極まともな起用だよな。慶應で限りなく0に近い点数の抑えられる可能性のある投手は福谷。先発モードとは言え、福谷がなかなか三振をとれないとは東洋の打線はやっぱりしぶといね。この打線から12も三振とっちゃう中央の島袋ってすごいんだな。
福谷が打たれた10本のヒットはサヨナラホームランも含めて、ファーストストライクを打たれたものが7本。入り方が甘いとも言えるが、東洋の各バッターの集中力、技術の高さを讃えたい。
藤岡、途中から体が立ってきて、かなりの疲労だなと思ったし、ストレートも走ってなかったけど、それでも抑えてしまうメンタルタフネスが素晴らしいよなあ。
打てなくても負けても伊藤隼太は潔く、さわやかすら感じた。この大会でますます好きになった。
これで大学野球も一区切り。少し寂しい。秋の主役になるのはどこの大学か。それを楽しみにこれからはしばし高校野球に軸足をうつす。

ここまで44試合。